周辺機器

デスクトップPCの停電対策は大丈夫?【UPS】で大切なデータを守ろう

2018年8月15日

PCユーザーにとって怖いのが、突然の「停電」。

ノートPCなら停電しても、内蔵バッテリーの電力でファイルの保存や、シャットダウンができる場合もある。

しかし、基本的に内蔵バッテリーをもたないデスクトップPCは、停電の瞬間に電源が落ちてしまう。

このような事態を防ぐため、震災などによる計画停電がはじまって以来、デスクトップPCの停電対策として「UPS(無停電電源装置)」が注目されている。

そこで今回は、UPSの選び方を解説し、おすすめの製品をご紹介。

PCで日々大事なデータを扱っている人は、ぜひ参考にしていただきたい。

UPS(無停電電源装置)でPCの停電対策

UPS(無停電電源装置)とは、急な停電が起きたときでも、接続した機器へ一定時間電力を供給できる装置だ。

供給できる時間は、UPSのスペックや接続する機器の消費する電力によって変わってくる。

だが売れ筋のUPSをみると、PCにつないだ場合は、数分程度のものが多い。

つまり、停電しても作業が続けられるというよりは、保存やシャットダウンの時間が稼げるといった感じだ。

UPS(無停電電源装置)の選び方は?

UPSは製品によって給電方式や出力波形、電源容量などにちがいがある。それぞれで特徴やコストが変わるので、自分にあったUPSを選びたい。

給電方式

現在のUPSで多く見かける給電方式のタイプが、次の3タイプ。

  • 常時商用給電方式
  • ラインインタラクティブ方式
  • 常時インバータ方式

一般的に、常時商用給電方式 < ラインインタラクティブ方式 < 常時インバータ方式の順に高価とされ、コストが高くなりやすい。

だが、家庭用PCの停電対策には、常時商用給電方式で問題ないとされている。

より安定度を求めるならば、常時商用給電方式より「安定」といわれている、ラインインタラクティブ方式を選ぶのもおすすめだ。

実際に、おすすめされているUPSや売れ筋のUPSのなかには、常時商用給電方式だけでなく、ラインインタラクティブ方式も多く見かけられる。

そして、最も高価とされているのが、常時インバータ方式だ。

大きな特徴としては、常時商用給電方式やラインインタラクティブ方式のように、バッテリー電源への切り替え時に瞬断が起こらない。

瞬断といっても、一般的なPCではほとんど問題ないとされている程度だが、サーバーなど、より高い安定性が求められる機器には、常時インバータ方式が最適となる。

しかし、他の給電方式とくらべるとコストがかなり高めであり、家庭用として使うにはなかなか難しいと思う。

出力波形

出力波形には主に正弦波と矩形波があり、正弦波は一般的にPCなど、さまざまな機器で使用できる。

だが矩形波は、PFC搭載電源を使用しているPCやモーターなどで使用すると、UPSや使用機器が故障する原因となる場合がある。

矩形波だからといって、必ずしもPCで使用できないわけではないが、よくわからないという人は正弦波出力を選ぶのがおすすめだ。

電源出力容量

UPS本体が、どのくらいの「出力容量」を持っているかも重要なポイントだ。

UPSにつなぐ、全ての機器の最大消費電力の合計を目安として考えていこう。

単純にたくさんの機器をつなぐほど、それだけUPSに大きな出力容量が求められる。

また、1つの機器でも、消費電力に違いがあるので、自分にあった出力容量を選びたい。

さらに自分が「どれくらいのバックアップ時間を必要とするのか」によっても、求める出力容量が変わってくる。

消費電力にたいして出力容量が多いほど、基本的にバックアップ時間が長くなっていくからだ。

保存やシャットダウンまでの、数分の時間があれば十分だと考える人もいれば、もっとたくさんの時間が必要だという人もいるだろう。

メーカーによっては、各製品の「目安バックアップ時間」を公開しているので、参考になるはずだ。

ここでのポイントとしては、UPSもバッテリーへ充電するため、バッテリーの劣化を考えておく必要がある。

メーカーによっては、バッテリーの劣化により、バックアップ時間が初期の半分以下になるとしている。

このため、購入時には必要なバックアップ時間の、2倍以上の製品をおすすめしている場合もある。

このあたりは財布との相談にもなるが、バックアップ時間は、ある程度のゆとりがあるほうが、より安心できるだろう。

おすすめのUPS(無停電電源装置)5選

ここからは、おすすめのUPSをご紹介。ぜひ、UPS選びの参考にしていただきたい。

1.オムロン BW55T

オムロンの正弦波出力UPS。

アイコンと文字表示により、ひと目で状態のわかる画面が特徴的。

・運転方式:常時商用
・出力波形:正弦波
・出力容量:550VA

2.APC BR550S-JP E

created by Rinker
エーピーシー・ジャパン

ラインインタラクティブ方式のUPS。

公式サイトよると、最大出力330Wで2分55秒の運転時間となっている。

・運転方式:ラインインタラクティブ
・出力波形:正弦波
・出力容量:550VA

3.オムロン BY50S

出力容量が500VAとやや小さめ。

期待寿命4~5年をうたう長寿命バッテリーを搭載する。

・運転方式:常時商用
・出力波形:正弦波
・出力容量:500VA

4.オムロン BN75T

据置型、ラインインタラクティブ方式を採用し、出力容量も750VAと大きめ。

・運転方式:ラインインタラクティブ
・出力波形:正弦波
・出力容量:750VA

5.オムロン BW100T

大出力容量1000VAのUPS。

オムロン製で、停電時に多くの電力が欲しい人におすすめ。

・運転方式:常時商用
・出力波形:正弦波
・出力容量:1000VA

おわりに

UPS(無停電電源装置)を利用することで、PCだけでなく、さまざまな機器の停電対策にもなる。

多くの製品があって迷ってしまうが、「給電方式」「出力波形」「出力容量」に注目すれば、自分にあった1台を見つけやすい。

バッテリーであるため、バッテリー寿命が数年程度の製品が多く、いざという時に寿命切れがないように注意しておくことも大切。

興味のある方はぜひ一度、チェックしてみてはいかがだろうか。

  • この記事を書いた人

ミルミル

PCゲーマー歴25年以上。PC、ゲーム、ブログを愛しています。 ゲームは主に格ゲー、MMOをプレイ。 当ブログ「ゲームPCライフ」では、ゲームで勝つためのゲーミングデバイス情報やPC生活に役立つ情報を発信しています。

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