「ゲーミングノートPCはやめとけって本当?」
「デスクトップとノートどっちにするか迷ってる」
このような悩みに答えていきます。
結論から言えば、おすすめは圧倒的にデスクトップで、ゲーミングノートPCはおすすめしません。
とはいえ、ゲーミングノートPCは選ぶ価値がないというわけでもなく、自分自身もこれまでに2台のゲーミングノートPCを購入しました。
この経験をふまえ、この記事ではゲーミングノートPCのメリット・デメリットを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
ゲーミングノートPCはやめとけ!その理由とは

さっそくですが、ゲーミングノートPCをおすすめできない理由は、デスクトップに比べると以下のデメリットがあるからです。
- コスパが悪い
- 冷却性能が劣る
- カスタマイズ性・メンテナンス性が低い
- ファンの音がうるさい
- 故障すると費用や時間がかかることも
一つずつ見ていきましょう。
1. コスパが悪い
ゲーミングノートPCは、同性能のデスクトップ型に比べると、圧倒的にコスパが悪いです。
大きな要因として、市販のパーツを組み込むデスクトップに対して、ゲーミングノートPCは専用に設計されたパーツを多く使用することがあげられます。
さらに、デスクトップよりもパーツを小型化しなければならないので、さらにコストが上昇しやすくなるのです。
2. 冷却性能が劣る
構造上、ゲーミングノートPCはどうしても熱がこもりやすくなります。小型のケースに部品を詰め込むため、熱くなった空気が外へ逃げにくいからです。
PCにとって冷却・排熱は非常に重要で、各パーツが高温になる状態が続くと、故障や寿命を短くする原因になることも。
またパーツの温度が上がりすぎると、性能を下げて発熱を抑える保護機能が働くため、高スペックであっても性能をフルで発揮しにくい場合があります。
3. カスタマイズ性・メンテナンス性が低い
ゲーミングノートPCは、グラフィックボードの交換など、購入後にカスタマイズやアップグレードをすることはほぼできません。
なので、性能不足を感じ出したら、PCごと買い替える必要があります。
またメンテナンス性が悪く、本体のケースを開けて内部を清掃することが難しいので、ホコリがたまってさらに排熱を悪化させる可能性もあります。
4. ファンの音がうるさい
小型なファンを高回転させて排熱するゲーミングノートPCは、ゲーム中など高負荷時になると、かなりうるさくなる場合も。
実際、排気音でゲーム内の音が聞き取りづらい経験を何度もしました。なので、静音性においても、やはりデスクトップが有利と言えるでしょう。
5. 故障すると費用や時間がかかることも
冒頭で述べたとおり、過去に2台のゲーミングノートPCを購入した経験があります。正直に言うと、2台とも壊れました。
1台は画面が映らなくなって、もう1台は起動すらしなくなったのです。近くのPCショップに修理を依頼すると、
「ノートPCの部品はメーカー独自のものが多いんです。なので、ウチで修理すると高額になりますし、時間もかかるのでメーカーに送る方がいいですよ。」
と言われました。このように、デスクトップ型に比べ修理できる場所が限られるだけでなく、部品代や修理代も高額になりやすいのです。
また、デスクトップ型だとモニターが壊れた場合はモニターだけ交換すればいいですが、ゲーミングPCでは本体ごと修理に出さなければなりません。
ゲーミングノートPCのメリット

多くのデメリットを解説しましたが、ゲーミングノートPCにも、もちろんメリットはあります。それは以下のとおり。
- 省スペースで持ち運びできる
- モニターやキーボードが必要ない
ぶっちゃけ、ゲーミングノートPCは持ち運びしやすいかというと、実はそうでもありません。
理由は、軽量なモデルでも2Kg前後あり、充電アダプタもふくめると結構な重さになるからです。
とはいえ、バッグに入れて十分持ち運べるレベルなのがほとんどで、モニターやキーボードが必要なく省スペースなのもメリット。
実際、数か月間いくつかの都道府県へ出張に行った際にはゲーミングPCが非常に役立ち、どのホテルでもネットを繋ぐだけですぐにゲームを楽しめました。
ゲーミングノートPCはどんな人におすすめ?

上記のメリットから、ゲーミングノートPCは、以下のような人におすすめです。
- 出張や遠征が多く、外出先でゲームを楽しみたい人
- 部屋や机にデスクトップ型を置くスペースがない人
デメリットが目立つゲーミングノートPCですが、「省スペースで持ち運べる」という、デスクトップ型ではカバーが難しいメリットをもつのが特徴です。
ゲーミングノートPCを使っていた時代には、出張先・実家・友人の家などさまざまな場所に持ち運べたので、利便性の高さをかなり感じていました。
またスペースがないのにデスクトップ型とモニターを購入しても、結局設置に困るので、自分の環境に適するなら自信を持ってノート型を選んでOKです。
おすすめのゲーミングノートPC3選
ゲーミングノートPCを使いたい!という人向けに、おすすめのゲーミングPCを紹介します。
コスパに優れたモデルを厳選しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1位 パソコン工房 LEVEL-17FX153-i7-NASX
LEVEL-17FX153-i7-NASX

CPU | Core i7-12700H |
GPU | GeForce RTX 3050 4GB GDDR6 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD |
パネル | 17.3型 144Hz |
価格 | 199,800円 |
LEVEL-17FX153-i7-NASXの特徴
- Core i7-12700Hの高性能なCPUを搭載
- 17.3型画面でゲームも動画も大迫力
- ゲームで優位に立てる144Hzリフレッシュレート
大手BTOショップ、パソコン工房のゲーミングノートPCで、インテル第12世代Core i7-12700HとGeForce RTX 3050の搭載でより快適なゲームプレイが可能。
画面は17.3型のフルHDで、バッグに入れて持ち運ぶにはややかさばるサイズですが、その分外部モニターがなくても大画面の迫力ある映像を楽しめます。
また、リフレッシュレートが144Hz対応なのも特徴。FPSやTPSなど、スピード重視のゲームでは、敵の行動をとらえやすくなるため有利にプレイできます。
2位 mouse(マウスコンピューター) G-Tune E5-165-WA
G-Tune E5-165-WA

CPU | Core i7-11800H |
GPU | GeForce RTX 3060 Laptop GPU |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 256G M.2 NVMe SSD |
パネル | 15.6型 165Hz |
価格 | 194,800円 |
G-Tune E5-165-WAの特徴
- Core i7-11800Hでマルチ作業もこなせる
- GeForce RTX 3060で幅広いゲームに対応
- 165Hzリフレッシュレートの滑らかなプレイ
持ち運びに適した15.6型パネルを採用したゲーミングノートPC。165Hzリフレッシュレート対応なので、一瞬の判断が求められるゲームにおすすめです。
上記モデルに比べるとCPUは11世代ですが、GPUには上位のGeForce RTX 3060を搭載。これにより、ゲームはもちろん、高負荷な動画編集も可能です。
また、本体重量が約1.73kgという軽量設計なのもポイント。SSDが256GBと控えめではありますが、価格と性能のバランスに優れた1台となっています。
3位 パソコン工房 LEVEL-15FX161-i7-RASX
LEVEL-15FX161-i7-RASX

CPU | Core i7-12700H |
GPU | GeForce RTX 3060 6GB GDDR6 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB M.2 NVMe SSD |
電源 | 15.6型 144Hz |
価格 | 216,800円 |
LEVEL-15FX161-i7-RASXの特徴
- Core i7-12700Hの高性能CPUを搭載
- GeForce RTX 3060で快適なプレイが可能
- 144Hzリフレッシュレートで優位に立てる
Core i7-12700HとGeForce RTX 3060の組み合わせに、144Hzリフレッシュレートを備え、快適なゲームプレイが可能な非常にまとまったスペックが特徴。
15.6型サイズで持ち運びしやすく、映像出力にHDMIとMini DisplayPortを装備するので、外部モニターと接続すれば大画面でゲームや動画を楽しめます。
SSDは512GBとやや少なめですが、性能に妥協したくない人におすすめ。サポートに定評があるパソコン工房なので、故障しやすいノート型でも安心です。
まとめ
コスパを考えるとゲーミングノートPCはおすすめできませんが、持ち運びを優先するなら選ぶ価値は十分にあります。
大切なのは、自分の環境にあったタイプを選ぶこと。
例えば、外出が多いのにデスクトップ型を購入しても、家に置いておくことが多くなるので悲しいですよね。
ノート型にはデスクトップ型にはないメリットもあるので、ぜひこの記事を参考にして、自分にぴったりのゲーミング環境を手にしてほしいと思います。